猫ちゃんのワクチン接種の時期とは?計画的な接種で感染症を防ぐ方法


猫ちゃんとの暮らしでは毎日の健康管理もとても大切です。猫ちゃんにいつまでも元気でいてもらうために、毎年1回のワクチン接種を忘れずに済ませましょう。
でもワクチンって何?どこで打つの?お金はいくらかかる?ワクチンの疑問や不安をスッキリ解消できるように、今回は猫ちゃんのワクチンについて説明させていただきます。

ワクチンって何?健康な猫も打たないといけないの?


ワクチンとは将来病気にかかってしまわないように予防するためにうつ注射のことです。
つまり病気になってから治療のために打つ注射ではなく、病気になる前に打つ注射です。
猫ちゃんの病気は人間の目には見えない小さなウイルスや気がつかない間にできた傷などから感染する病気もたくさんあります。
家族が猫ちゃんを全ての病気から完全に守ってあげることは難しいので、ワクチンを年に1回打つことで猫ちゃんを病気から守ってあげましょう。
ワクチンは健康な猫も病気を抱えている猫も年寄りな猫もすべての猫ちゃんが打っています。
もしワクチンを打つことに不安がある場合は、動物病院でしっかりと相談をしてから、ワクチンを打ってもらいましょう。

ワクチンはいつ打つの?子猫と成猫それぞれのワクチン接種時期


猫ちゃんのワクチンは年1回摂取します。
ワクチンの薬の効果はワクチンを打ってから1年くらいたつと、弱まってしまうことがあるので、毎年繰り返しワクチンを打つことで、薬の効果が切れてしまわないようにしましょう。
ワクチンを摂取するタイミングは
子猫の場合
生後50日前後
生後65~70日前後
生後90日前後
子猫は全3回ワクチンをうちます。
ただ子猫の健康状態や親猫と一緒に暮らしているかどうかなどを獣医師が見極め、摂取回数を決めるので、場合によっては摂取は2回だけでOKとなることもあります。
子猫はまだまだ体が弱く、病気にかかりやすいうえに、もしかかってしまうと重症化しがちです。
元気に育ってもらうために、必ずワクチンを摂取しましょう。
成猫の場合
成猫は最後の摂取~1年後 年1回が目安
ペットホテルやトリミングショップを利用する時は、たいていの場合、ワクチン接種済証明書を持参するようにお店からいわれます。
もし摂取が済んでいないとペットホテルなどを利用できないと断られてしまうこともあるので、毎年忘れずに摂取を済ませておきましょう。

猫ちゃんのワクチンはどこで打ってもらえる?


ワクチンは全国どの動物病院でも打ってもらうことができます。
猫ちゃんのワクチンは
・注射はほんの数分で完了します
・注射が終わり次第帰宅できます
・入院の必要はありません
・強い痛みは無いので、帰宅後はそのままいつも通りの生活ができます
・出血することもありません

動物病院によっては待ち時間を減らすために、事前のWEB予約や電話予約を受け付けている場合もあります。
まずは近所の動物病院のHPなどチェックしてみてください。

ワクチン接種証明書は大切に保管しましょう


動物病院でワクチンを摂取すると「摂取済証明書」という書類がもらえます。
この摂取済証明書には、
・いつワクチンを打ったのか
・どんな種類のワクチンを打ったのか
・誰が打ったのか?(動物病院、獣医師の名前)

が書かれています。
ワクチンの薬容器にはそれぞれのシリアルナンバーが書かれたシールが張ってあり、ワクチン接種が終わると、このシールを摂取済証明書に張り付け、飼い主に渡してくれます。
この証明書をもし無くしてしまうと、再発行するために料金がかかってしまうので、決して無くさないよう注意しましょう。
もし無くしてしまうかも・・・と不安がある場合はスマホで摂取済証明書の写真を撮っておけば安心です。

気になるワクチンの値段は?動物病院によって違うので、事前に問い合わせもOK


猫ちゃんの健康を守るために、ワクチンが大切なことはわかったものの、やっぱり気になるのはお金のことです。
ワクチンは1回8000~1万円が目安です。
この金額で
・診察料
・処置料
・ワクチン代

などが含まれています。
動物病院を受診する時、新規で受診をすると「初診料」「カルテ作成料」という金額がかかります。
つまり毎回違う動物病院を受診すると、そのたびごとに初診料を支払うことになってしまうので、出来る限り同じ動物病院での摂取をオススメします。
また診察料やワクチンの費用は動物病院によって違っているので、正しい金額を知りたい場合は、受診前に動物病院へ問い合わせをしておくと安心です。

ワクチンを打たないと病気になる?


1回1万円の注射と聞くと、ちょっと高いなと感じるのは当然です。
もしワクチンを打たなかったら?病気になる?とつい考えてしまうでしょう。
猫ちゃんがワクチンを打たなかったからといって必ず病気になるわけではありません。かといって必ず病気にならないわけでもありません。
ワクチンはあくまでももしもの時の予防ですが、摂取が済んでいないとペットホテルなどを利用できないという別の問題につながってしまうので、毎年計画的な摂取を済ませておきましょう。





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