猫免疫不全ウイルス感染症から猫ちゃんを守る重要性!予防対策3選ご紹介




猫が生涯のうちにかかる病気はさまざまあります。
そのうちのひとつが、猫エイズと呼ばれる『猫免疫不全ウイルス感染症』です。
猫免疫不全ウイルス感染症とはどんな病気なのか、気になっているという飼い主も多いかもしれませんね。
ここでは、猫免疫不全ウイルス感染症とはどんな病気なのか、おもな感染経路や症状に加え、3つの予防対策についてご紹介します。


猫免疫不全ウイルス感染症とは?


猫免疫不全ウイルス感染症は「猫エイズ」と呼ばれることもあり、このネーミングから怖い病気というイメージを持っている人も少なくありません。
人が感染するHIVと同類のウイルスであるものの、猫以外に感染することはないので、ご安心くださいね。
とはいえ、あまり聞きなじみのない猫免疫不全ウイルス感染症という病気が、どんなものなのか気になります。
まずは、この病気の基本から見ていきましょう。

感染経路


猫免疫不全ウイルスは、感染した猫の唾液や血液、乳汁、精液などに存在し、一度感染すると生涯消滅することはありません。
おもな感染経路は、感染した猫に噛まれることが一般的で、縄張り争いなどでけんかをするオス猫に感染が多い病気とされています。
とはいえ、感染猫にメス猫が噛まれれば、もちろんメス猫であっても感染してしまいます。
噛まれること以外では、経口感染も可能性としてあります。
ただし、ウイルスは猫の体から離れると比較的早く死滅してしまうため、感染猫が舐めたお皿をすぐにほかの猫が舐める、ということがない限り、経口感染のリスクは少ないでしょう。
また、まれにではありますが、感染したメス猫が妊娠していた場合、胎盤感染を起こす可能性もあります。

おもな症状


猫免疫不全ウイルス感染症は5つの病期に分けられ、それぞれ症状が異なります。
<急性期>
感染してから12週間ほどの時期で、このときに体内でウイルスの量がピークに達し、いくつかの症状が見られます。
・食欲不振
・発熱
・下痢

症状は徐々に正常に戻ることがほとんどです。
<無症候キャリア期>
急性期をすぎると、症状がほとんど現れない無症状キャリア期に移行します。
免疫によってウイルス量がコントロールされ、数年から生涯このキャリア期が続くのが一般的です。
<持続性全身性リンパ節症期>
見た目ではあまり変化に気づかないことが多いのが、この時期。
全身のリンパが肥大しますが、症状の変化はほとんど見られません。
<エイズ関連症候群期>
この病期になると、口内炎や歯肉炎など口の中の症状が多く見られるようになります。
皮膚疾患も増え、見た目からも病状が進んだことがわかります。
<後天性免疫不全症候群期>
いわゆる末期と呼ばれる病期です。
体重の減少や貧血、腫瘍のほか、さまざまな病気の日和見感染が見られます。

こんな様子があったら注意!


猫免疫不全ウイルス感染症に感染しているかどうかは、血液検査をしないとわかりません。
次のような症状が見られたら、かかりつけの動物病院を受診してみてください。
・急な発熱
・下痢が続く

いつもの体調不良とあまり変わらない症状なので、つい見過ごしがちなのが難点。
この症状が出る前に、猫が外に出てしまったことがわかっているなら、早めに受診したほうが良いかもしれません。


猫免疫不全ウイルス感染症の3つの予防対策


できれば大切な猫ちゃんを、猫免疫不全ウイルス感染症にかからせたくない、というのが飼い主の思いですよね。
どうすればこの病気を予防できるのか、予防策があれば知りたいという飼い主も多いはず。
ここでは、猫免疫不全ウイルス感染症の3つの予防対策をご紹介します。

感染猫との接触を避けるため完全室内飼育


猫免疫不全ウイルス感染症の感染経路ははっきりしていて、感染した猫に噛まれることを防げれば、感染することはありません。
この病気に感染している多くの猫は、飼い主のいない野良猫。
感染している野良猫と接触させないためには、完全室内飼育をするのが理想です。
とくにオス猫は、縄張り争いやメス猫の奪い合いでけんかをするケースも少なくありません。
うっかり外に出てしまわないように、飼い主も日ごろから注意が必要です。

虚勢・避妊手術をする


外への興味を減らすために、虚勢や避妊手術を行うこともひとつの予防法といえるでしょう。
虚勢・避妊手術をしていない猫は、発情期を迎えると外への興味が大きくなります。
子孫を残すため、オス猫は外に出たがり、メス猫は外からオス猫を呼ぶことも。
虚勢・避妊手術をしておけば、外の猫との接触を限りなく減らすことができますよ。

ワクチンの接種


もうひとつはワクチンの接種です。
とはいえ、現在はまだ猫免疫不全ウイルス感染症を完全に予防するワクチンの開発は行われていません。
猫免疫不全ウイルス感染症ワクチンはあるものの、感染予防率が低かったり、一部のウイルスには効果が期待できなかったり、確実に予防するには至っていません。
ですが、ある程度の効果が期待できることから、予防になるなら念のため、と接種をする飼い主も増えています。


猫免疫不全ウイルス感染症にならないためには外に出さない!


もし猫免疫不全ウイルス感染症にかかってしまっても、何年もキャリア期のまま過ごし、発症せずに生涯を終える猫も少なくありません。
とはいえ、経過を観察していく必要があるので、飼い主にとっても猫にとっても、この病気は辛いものがあります。
大切な猫ちゃんを猫免疫不全ウイルス感染症から守るには、完全室内飼育を徹底し、外に出さないことが一番の予防法ですよ!







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