私達も友達の家に行った時や初めて入る飲食店ではトイレの場所はどこ?と思いますよね。これは猫ちゃんも一緒です。初めての場所ではトイレはどこにあるの?わかりません。その上、家が広かったり、2階建てだったり、すでに他猫がいる環境では、ますます戸惑ってしまいます。この戸惑いが猫ちゃんのトイレの失敗につながります。初めて猫ちゃんを家に連れてきた日は・サークル内にトイレ、食器、水のみ皿、ベッドを入れ、猫ちゃんを一晩サークル内で過ごさせる
・サークルが無い場合は、猫ちゃんが過ごす部屋を一部屋だけに限定し、トイレやベッド、食器の場所を覚えてもらう
このように猫ちゃんに見える場所、臭いが届く場所にトイレを置き、猫ちゃん自身に場所を覚えてもらいます。臭い付き猫砂を分けてもらう方法も効果的子猫も保護猫もシニア猫もどんな猫ちゃんも基本的には怖がりで、シャイで人見知りです。だからこそ初めての場所では緊張してトイレをすることも不安になってしまいます。出来れば誰からも気づかれないうちにこっそりとトイレを終えてしまいたいと思っています。せっかくトイレを置いたのに、猫ちゃんが使ってくれないのはこんな猫ちゃんの気持ちがあることをぜひ知っておいてあげてください。猫ちゃんが初めての場所でも安心してトイレをできるように・直前まで使っていた猫砂
・同じメーカーから発売されている猫砂
の用意をしておくと安心です。保護団体やボランティアの方、ペットショップ、動物病院など、猫ちゃんが直前まで過ごしていた場所へ相談し、猫砂を少し分けてもらい、家に持ち帰ります。持ち帰った猫砂を家のトイレに混ぜ入れてあげます。こうすることで、猫ちゃんはトイレに自分の臭いがついていることに気がつき、自分が使ってもいいトイレなんだと理解することができます。もし臭いのついた猫砂が用意できない場合は、同じメーカーや材質の猫砂を用意してあげれば大丈夫です。 猫用トイレをネット検索してみると、あまりにたくさんの種類があって困ってしまいますね。サイズはもちろん形も材質も色々とあるので、いったいどのトイレがオススメと迷うのも当然です。猫用トイレを選ぶポイントは・サイズがあっていること
・猫ちゃんが出入りしやすいこと
・トイレ掃除がしやすいこと
まず、サイズは・子猫用
・成猫用
の2種類があります。生後6か月未満の子猫には子猫用の小さなサイズのトイレを買ってあげましょう。成猫用ではサイズが大きすぎて、自分で出入りできず、トイレを失敗してしまうことがあるからです。でも子猫はあっという間に成長するので、あえて子猫用を買わずに100円ショップで売っているプラスチックトレーで一時的に代用し、成長後に成猫用を買うという方法でもOKです。成猫用は、一般的なトイレの形以外に・屋根付き
・蓋つき
・自動掃除機能付きロボット型
など色々なトイレがあります。猫ちゃんにとって一番使いやすいのはシンプルな一般的なトレー型です。まずはトレー型を購入し、場所を覚えたら、より機能性のあるトイレの買い替えるという手順がオススメです。砂が飛び散る、臭いが気になる場合は買い替えをトイレを済ませた後に、猫ちゃんは自分のうんちなどを隠そうと砂をかけます。この砂掛けにもそれぞれの性格が表れ、中には力いっぱい砂をかける猫ちゃんもいます。あまりに力いっぱい砂をかけるので、トイレ後はトイレの周りにたくさんの猫砂が飛び散ってしまうことも。こんな時は、トイレの丈夫に屋根や全体を覆う筒形のトイレに買い替えましょう。猫ちゃんに砂かけの力加減を覚えてもらうのは無理があるので、トイレを買い替えることで問題を解決します。同じ様に、留守番や仕事で日中にこまめにトイレ掃除ができない、トイレの臭いが気になる場合は自動消臭、掃除機能の付いたトイレもオススメです。