猫ちゃんを家族に迎えたら①ハウスの場所
②食事をする場所
③トイレの場所
④入ってはいけない部屋や場所
⑤してはいけない事
これらを順番に教えてゆきましょう。初めて家に到着したばかりの猫ちゃんは、ここはどこ?安全?怖い場所じゃない?と不安でいっぱいです。まずは猫ちゃんに「安全な場所」「自分専用の場所」がどこにあるのかを教えてあげましょう。猫ちゃんに場所を覚えてもらうには「猫用サークル」があると簡単です。猫用サークルは犬用と違い、2段、3段と上下に移動し遊べるように高さがあること、猫ちゃんがすり抜け脱走してしまわないように柵の隙間が狭く作られています。ペットショップや通販サイトでは1万円前後で販売されています。猫用サークルは子猫からシニア猫まで何年も使い続けることができます。サークルの準備と使い方サークルには・ベッド
・給水機
・食器
・爪とぎ
・トイレ
を入れ使います。サークルの中に生活に必要な物が全て揃っていることで、猫ちゃんも簡単にそれぞれの場所を覚えることができます。サークルの中で食事やトイレができるようになったら、リビングに猫ちゃんを出し、自由に遊ばせたり、室内を探検してもらいましょう。サークルから無理に出してはいけません家に来たばかりの猫ちゃんはまだまだ不安でいっぱいです。せっかく一緒に遊びたい、抱っこしたい、撫でてあげたいと思ってもサークルの隅で丸まっていたり、ベッドに隠れてしまっていることもあるでしょう。こんな時は、猫ちゃんをそっとしておいてあげてください。無理に抱っこをしたり、サークルから連れ出すと猫ちゃんは家族のことを怖い存在だと勘違いしてしまいます。サークル越しに家族の様子を観察しているうちに、自然と猫ちゃんの方から家族に近寄ってくれるタイミングが必ず訪れるので、ゆっくりとそのタイミングを待ってあげましょう。夜寝る間や留守番中、来客があるときもサークルを使いましょう猫はとても臆病で怖がりな動物です。知らない人は家に来たり、玄関チャイムが鳴ったり、花火大会の音や雷の音に驚く、突然家から脱走してしまうこともあります。また子猫は好奇心が旺盛で、夜に家族が寝ている間や留守番中に驚くようなイタズラをしてしまうこともあります。猫ちゃんに安全に暮らしてもらうためには、家族が一緒にいられない時や家族の目が届かない時、心配な時はサークルに猫ちゃんに入ってもらうと安心です。 どんなに可愛い猫ちゃんでも、時にはしっかりと叱らなければならないこともあります。例えば・家族の手や足を噛む時
・食卓の上に登ったり、家族の食事を盗み食いしてしまった時
・してはいけない場所で爪とぎをした時
・トイレ以外の場所でトイレをした時
などです。一緒に暮らすうえで、このようなイタズラを繰り返されては困ります。猫ちゃんを叱る時は・イタズラを発見した瞬間に叱る
・短い言葉で叱る
・してはいけない行動を見つけた時は毎回必ず叱る
というルールを心掛けてください。猫ちゃんはとても頭がいいので、家族がどんな行動に叱るのかしっかりと覚えることができます。ただ長い言葉でダラダラと叱られたり、体を叩かれたり、厳しく追い詰められるとパニックを起こしたり、ますますイタズラが酷くなってしまうことがあります。叱る時は「ダメ」など短い言葉でその場で叱ることが効果的です。暮らしのルールはしっかりと守る猫ちゃんに一緒に暮らす決まり事やしつけを覚えてもらうために、一緒に暮らすルールを一度決めたら、曖昧にせずにしっかりと守りましょう。もし家族それぞれで決まり事やしつけが違っていると、猫ちゃんは何が正解かわからなくなってしまいます。例えば「食卓に上がってはいけない」というしつけを覚えさせるためには、家族全員が同じしつけを心掛けましょう。食卓に上がったものの、叱られる時、見逃してもらえる時があると猫ちゃんは混乱してしまうので注意しましょう。