先住猫と新入り猫ちゃんの初対面は慎重に!ストレスなく快適な暮らし方
多頭飼いは猫飼いの憧れですが、新入り猫ちゃんが先住猫と仲良く暮らせるかどうか心配ですよね。
ですが、適切な準備と先住猫への対応があれば、猫同士が仲良くなれる確率はグッと増します。
この記事では、新入り猫ちゃんを迎える際の準備や先住猫との引き合わせ方法、引き合わせ時や多頭飼いの注意点を解説します。
新入り猫ちゃんを迎える前の準備
新入り猫ちゃんを迎える前に、以下の準備をすませておきましょう。
ワクチン・健康診断
新入り猫ちゃんに慣れるまでは先住猫にストレスがかかるため、動物病院に連れていって健康診断を受け、健康であることを確認しておきましょう。
また、ノミや寄生虫がいると感染するので、退治しておきます。
ワクチンを打っていない場合はワクチンも打っておきましょう。
新入り猫ちゃん用の居場所を用意する
新入り猫ちゃんは、しばらくは別の場所で暮らす必要があります。
部屋に余裕があれば、新入り猫ちゃん用の部屋かケージを準備して下さい。
新入り猫ちゃん用の部屋が確保できる場合でも、引き合わせ時にはケージかキャリーが必要です。
必要な猫グッズを準備する
猫は汚れているトイレでは、排泄を我慢してしまうことがあるため、トイレは猫の数プラス1個が理想。
難しいようなら、最低でも猫の数だけ準備して下さい。
フードを与える食器や水飲み用の食器は、1匹に1つずつ揃えておきましょう。
飼い主の心構え
何をするにしても先住猫を優先することが、多頭飼いが成功するかどうかの大きなポイント。
新しい猫ちゃんが心配だったりかわいかったりする気持ちはわかりますが、先住猫の前ではグッとこらえて、先住猫を優先して下さい。
気持ち的には「先住猫9:新入り猫ちゃん1」でちょうどいいくらいです。
ご飯も抱っこも先住猫を先にし、可能ならば新入り猫ちゃんをかわいがるのは、先住猫が見えないところでしましょう。
新入り猫ちゃんがやってきても飼い主の自分への愛情は変わらない、と先住猫が感じることが重要です。
新入り猫の健康チェックも忘れずに
新入り猫ちゃんのウイルスチェックやノミ・寄生虫検査も忘れずに行いましょう。
万一、ウイルスチェックにひっかかった場合は、治療や飼い方を獣医師とよく相談して下さい。
先住猫と新入り猫ちゃんの引き合わせ方
新入り猫ちゃんがやってきたら、次の方法で先住猫と引き合わせましょう。
まずは別の部屋で過ごす
できたら、最初は別々の部屋で過ごさせます。
無理な場合はケージを用意し、布をかけておきます。
新入り猫ちゃんの健康診断はこの時期にすませておいて下さい。
お互いの匂いをつける
数日たったら相手を触った手の匂いを嗅がせたり、匂いがついた布を部屋においたりしてお互いの匂いに慣れさせます。
壁の下の方に相手の匂いをつけるのも効果的です。
新入り猫ちゃんをケージで同じ部屋に移動させる
先住猫が落ち着いてきたら、新入り猫ちゃんとケージ越しに引き合わせます。
最初はケージにかかった布を少しめくって様子を見ます。
慣れてきたら布をめくる時間を延ばしましょう。
ケージなしで引き合わせる
新入り猫ちゃんがケージにいることに慣れたら、ケージなしで引き合わせましょう。
まずは15~30分くらいから始め、どちらかが怒ったらすぐに中止して下さい。
毛布を準備しておき、万一ケンカになったらかぶせて引き離し、新入り猫ちゃんをケージに戻します。
引き合わせる際の注意点
引き合わせる際には、次の点に注意して下さい。
飼い主の監視のもとで行う
引き合わせてみたら意外に落ち着いている、と安心して目を離したすきに、ケンカが始まる場合があります。
片方がおもらしをするほど怯えてトラウマになり、結局別々の部屋で暮らすことになって飼い主が後悔したケースもあるため、目を離さないことが重要です。
あせらない
引き合わせを成功させる秘訣の1つは、あせらないこと。
時間をかけて上記のステップを踏み、ゆっくり行って下さい。
どうしても相性が悪い場合は、生活する部屋を分けて暮らすか新しい里親さんを探しましょう。
先住猫の体調にも気を配る
新入り猫ちゃんの体調と同じくらい先住猫の体調にも注意が必要です。
ご飯の量が減ったりトイレを失敗したりしていないか、過度のグルーミングをしていないかなど、いつも以上に気を配って下さい。
幸せに暮らすために必ず去勢・避妊手術を
猫ちゃんと幸せに暮らすためには去勢・避妊手術をすることが推奨されていますが、多頭飼いの場合は必須です。
成猫の雄同士はケンカが絶えなくなり、雄と雌では赤ちゃんがどんどん生まれてしまいます。
まとめ
猫同士の相性は個体差があり、事前には予測がつきません。筆者の場合は1度の威嚇もなくあっという間に先住猫がイクメンに変身して面倒を見ましたが、友だちの場合は、先住猫が2階の1室に3ヶ月閉じこもりました。飼い主は、なかなかなじめない場合を想定し、先住猫優先で慎重に引き合わせをすすめて下さい。上手くいくと楽観視して最初に失敗してしまうと、お互いに慣れるのが困難になることもあります。憧れの猫団子が見られるよう願いながら、あせらず新入り猫ちゃんの受け入れを行いましょう。
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