里親とペットショップの違いとは?双方のメリットとデメリットをご紹介!




これから猫を家族に迎え入れようと考えたとき、ペットショップで購入するという方法が思い浮かぶかもしれませんね。
ペットショップだけでなく、里親として猫を迎え入れるという方法もおすすめです。
「里親とペットショップの違いは?」
「それぞれのメリットとデメリットを知りたい」
そう考えている人のために、里親とペットショップの違いについてご紹介します。


里親とペットショップの特徴


猫を飼いたいと思ったら、まずペットショップで買うことをイメージしますが、里親になることもひとつの方法として考え見てください。
とはいえ、里親とペットショップにはどんな特徴があるのか、詳しく知らないと、利用するのも不安になってしまいますよね。
まずはこの2つの特徴から見ていきましょう。

里親は保護された猫を引き取る


里親は、地域で保護された猫や、飼えなくなって保健所などに持ち込まれた猫など、飼い主のいない猫を引き取るという制度です。
おもに動物愛護団体が里親を募集していますが、個人的に里親を募集しているケースも少なくありません。
引き取るまでにかかった治療費やワクチンなどの費用などを負担することで、猫の里親になることができます。
里親になるための細かいルールは、保護団体によって異なるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。

ペットショップは血統種の猫を購入する


ペットショップは、おもに血統種の猫をお金を出して購入するところです。
たくさん並んだショーケースの中に、生後3ヶ月くらいからの小さな猫がずらりと並びます。
さまざまな血統種の猫から好みの猫を選ぶことができるほか、好みの子がいなければ取り寄せなどをしてもらえるペットショップもあるようです。
値段は猫の種類によって異なりますが、数万円で購入できるものから、100万円近いものまで幅広いのも特徴ですね。


里親とペットショップそれぞれのメリットとデメリット


猫を家族に迎え入れるのに、里親になろうかペットショップで購入しようか、迷っている人も多いでしょう。
それぞれのメリットとデメリットを知ることで、どちらがより有意義か確認してみてください。
ここでは里親とペットショップのそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

里親のメリット


里親になるメリットは、次の3つ。
・費用が安くすむ
・ライフスタイルに合った猫を迎えられる
・殺処分になる猫を減らせる

一番のメリットは、費用が安く済むということです。
ワクチン代や治療費のほか、愛護団体への寄付金などがおもに必要な費用で、数千円から1万円程度のことが多いようですね。
また、里親対象の猫は年齢がさまざま。
猫を飼うのが初めてという人や、高齢の方などは、落ち着きのある成猫から選ぶこともできます。
そして何より、殺処分になる猫の命を、里親になることで救うことができるのです。

里親のデメリット


里親になるには、デメリットもあります。
・たくさんの種類から選べるわけではない
・お試し期間や連絡義務がある
・里親になる条件が細かく定められていることもある

まず、保護されている猫たちは、年齢も種類もさまざまなので、たくさんの種類の猫がいつでもいるわけではありません。
とくに仔猫は早い段階で里親が決まってしまうケースが多く、タイミングによっては成猫しかいないということも。
好きな猫を自由に選べるわけではありません。
また、正式に里親になるまでに、お試し期間があったり、引き取ったあとに連絡義務があったりすることもあります。
先住猫がいる場合はとくに、1週間から2週間ほどのトライアル期間が設けられます。
さらに、里親になるための条件が細かく指定されることもあるようです。
たとえば、家族全員の同意があるか、ケージを置けるスペースがあるか、幼児のいない家庭か、65歳以上だけの家族はNG、といった条件があります。

ペットショップのメリット


ペットショップで猫を購入するメリットは、次の3つ。
・好みの種類の猫を購入できる
・ほとんどが仔猫
・健康管理がされている

ペットショップの最大のメリットは、好きな種類や色柄の猫を自由に選べるということ。
とくに血統種の猫を希望している場合は、ペットショップで購入したほうが良いでしょう。
また、ペットショップで売られている猫のほとんどが生後3ヶ月程度の、かわいい盛りの仔猫です。
小さいうちからかわいがってあげられるのも、メリットのひとつですね。
また、健康管理が徹底されているため、ワクチン接種済で病気のない子が取引されます。

ペットショップのデメリット


ペットショップで猫を購入するデメリットは少なそうですが、気になる点はいくつかあります。
・購入費用が高額
・成長してから病気などが見つかるケースも
・トライアルがないので相性が合わない場合もある

やはり一番のネックになるのが、猫の購入費用です。
猫の費用だけでなく、トイレやフードなどを合わせると、かなり高額になるケースも少なくありません。
また猫の種類によっては、大人になってから病気をしやすい種があるなど、仔猫のときにはわからない病気を持っていることもあるかもしれません。
どの種類にどんな病気のリスクがあるか、一度調べてから選ぶといいでしょう。
そして里親と違い、ペットショップにはトライアル期間はありません。
購入後しばらく暮らしてから「こんなはずじゃなかった」とならないように、覚悟を持って購入することが大切です。


里親になることで小さな命を救うことができる


里親とペットショップ、どちらにもメリットとデメリットがあります。
ただし里親を選べば、消えてしまう小さな命を救うことができる、という大きなメリットがあることを、知っておくといいでしょう。
どちらで猫を家族に迎え入れても、小さな命に変わりはありません。
最後の日を迎えるその日まで、大切に育ててくださいね。





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