里親になるメリットは、次の3つ。・費用が安くすむ
・ライフスタイルに合った猫を迎えられる
・殺処分になる猫を減らせる
一番のメリットは、費用が安く済むということです。ワクチン代や治療費のほか、愛護団体への寄付金などがおもに必要な費用で、数千円から1万円程度のことが多いようですね。また、里親対象の猫は年齢がさまざま。猫を飼うのが初めてという人や、高齢の方などは、落ち着きのある成猫から選ぶこともできます。そして何より、殺処分になる猫の命を、里親になることで救うことができるのです。 里親になるには、デメリットもあります。・たくさんの種類から選べるわけではない
・お試し期間や連絡義務がある
・里親になる条件が細かく定められていることもある
まず、保護されている猫たちは、年齢も種類もさまざまなので、たくさんの種類の猫がいつでもいるわけではありません。とくに仔猫は早い段階で里親が決まってしまうケースが多く、タイミングによっては成猫しかいないということも。好きな猫を自由に選べるわけではありません。また、正式に里親になるまでに、お試し期間があったり、引き取ったあとに連絡義務があったりすることもあります。先住猫がいる場合はとくに、1週間から2週間ほどのトライアル期間が設けられます。さらに、里親になるための条件が細かく指定されることもあるようです。たとえば、家族全員の同意があるか、ケージを置けるスペースがあるか、幼児のいない家庭か、65歳以上だけの家族はNG、といった条件があります。 ペットショップで猫を購入するメリットは、次の3つ。・好みの種類の猫を購入できる
・ほとんどが仔猫
・健康管理がされている
ペットショップの最大のメリットは、好きな種類や色柄の猫を自由に選べるということ。とくに血統種の猫を希望している場合は、ペットショップで購入したほうが良いでしょう。また、ペットショップで売られている猫のほとんどが生後3ヶ月程度の、かわいい盛りの仔猫です。小さいうちからかわいがってあげられるのも、メリットのひとつですね。また、健康管理が徹底されているため、ワクチン接種済で病気のない子が取引されます。 ペットショップで猫を購入するデメリットは少なそうですが、気になる点はいくつかあります。・購入費用が高額
・成長してから病気などが見つかるケースも
・トライアルがないので相性が合わない場合もある
やはり一番のネックになるのが、猫の購入費用です。猫の費用だけでなく、トイレやフードなどを合わせると、かなり高額になるケースも少なくありません。また猫の種類によっては、大人になってから病気をしやすい種があるなど、仔猫のときにはわからない病気を持っていることもあるかもしれません。どの種類にどんな病気のリスクがあるか、一度調べてから選ぶといいでしょう。そして里親と違い、ペットショップにはトライアル期間はありません。購入後しばらく暮らしてから「こんなはずじゃなかった」とならないように、覚悟を持って購入することが大切です。